【要点】
・2025年12月24日、インド宇宙研究機関(ISRO)のLVM3ロケットが、米AST SpaceMobileの通信衛星BlueBird 6(BlueBird Block-2)をサティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げた。
・報道によると、衛星は打上げ後およそ16分でLEO(高度2,000km以下の低軌道)へ到達したとされる。
・AST SpaceMobileはBlueBird 6を、一般的なスマートフォンへ直接つながる宇宙ベースの携帯ブロードバンド(4G/5G)提供に用いる衛星と説明している。
・AST SpaceMobileの発表によると、BlueBird 6の通信アレイは約2,400平方フィート(約223㎡)で、同社の従来機(BlueBird 1〜5)より大きい。
・報道では、ISROにとってLVM3による過去最大級のペイロードとなり、衛星の大型化が打上げ能力の実証にもつながると位置付けられた。
・報道では、同衛星が非常に明るく見える可能性があるとして、光学天文(可視光で星を観測する)や電波天文(電波で宇宙を観測する)への影響が懸念されるとした。
・AST SpaceMobileは今後の計画として、2026年末までに45〜60機の追加打上げを目標に掲げ、配備を加速する方針を示した。
【編集部コメント】
スマートフォン直接接続型の衛星通信は、通信空白地帯の解消と商用・政府用途の拡大を狙う分野として競争が激しい。大型展開構造はサービス能力を押し上げる一方、夜空の明るさや電波干渉の論点も伴い、事業者と観測コミュニティの調整が課題になる。
【出典情報】
公式リリース
AST SpaceMobile Announces Successful Orbital Launch of BlueBird 6, the Largest Commercial Communications Array Ever Deployed in Low Earth Orbit
LVM3-M6 / BlueBird Block-2 Mission

参照情報(報道)
inbox.lv
Space.com