【要点】
・米国のロサンゼルスを拠点とするアニーシグナル社が、2,400万ドルのシリーズA資金調達を実施したことが報じられました。
・本投資はアップフロント・ベンチャーズが主導し、ブルーヤード・キャピタルやファースト・イン・ベンチャーズなどの投資機関が参加しています。
・同社は宇宙および安全保障分野向けに、自律型のRF(電波周波数:無線通信に用いられる電磁波)観測プラットフォームの開発を推進しています。
・調達した資金は、ソフトウェアで無線機能を定義するSDR(ソフトウェア規定無線:プログラムで通信方式を柔軟に変更できる無線技術)の量産加速に充てられます。
・カリフォルニア州トーランスに新設される拠点では、アルゴリズム開発から製造までを自社で行う垂直統合(一社で全工程を手掛ける体制)を強化する計画です。
・同社の技術は既に4つの宇宙ミッションで運用実績があり、LEO(高度2,000km以下の低軌道)や月面探査などの過酷な環境に対応しています。
・2026年には、新たに12機以上の宇宙機に対して同社の無線機器およびネットワークサービスが提供される見込みです。
【編集部コメント】
アニーシグナル社による今回の資金調達は、宇宙および国防分野における無線通信のソフトウェア化を加速させる動きの一環として位置付けられます。従来のハードウェアに依存したシステムとは異なり、電波環境の変化に応じて機能を即座に更新できる柔軟性は、電子戦などの複雑な状況下で極めて重要な優位性となります。
【出典情報】
公式リリース
AnySignal Wins $24M Series A to Transform Mission-Critical Space and National Security Infrastructure
参照情報(報道)
SpaceWar.com