【要点】
・ドーン・エアロスペース(Dawn Aerospace)は2025年12月22日、欧州委員会支援の「GEOryder(Geostationary Orbit Rideshare)」計画における技術進捗を公表した。
・GEOryder計画は、地球静止軌道(GEO:Geostationary Orbit)向けの持続可能な軌道投入・移動能力を実現する技術開発を目的としている。
・同社は本計画において、長期運用を前提とした推進システムの信頼性向上を担当している。
・発表では、複合材高圧容器(COPV:Composite Overwrapped Pressure Vessel)の適合評価が進展したことが示された。
・宇宙放射線環境を想定した耐放射線評価(TID:Total Ionising Dose)を含む試験結果が報告された。
・これらの技術は、地球静止軌道で長期間運用される宇宙機向け推進系の実用化を想定している。
・ドーン・エアロスペースは、GEOryderコンソーシアムの一員として、欧州の軌道上サービス能力強化に貢献するとしている。

【編集部コメント】
GEOryder計画は、地球静止軌道へのアクセスと軌道上サービスを支える基盤技術の確立を狙う欧州主導の取り組みである。ドーン・エアロスペースは推進系という中核技術を担い、長寿命・高信頼性を重視した設計検証を進めている。今回の進捗公表は、軌道移動やサービス衛星の実運用を見据えた技術成熟の一段階として位置付けられる。

【出典情報】

公式リリース
GEOryder Programme Update | Dawn Aerospace