【要点】
・2025/12/24に公開された報道は、米国の推進技術スタートアップHelicity Spaceが新型のプラズマ推進構想を検討していると伝えた。
・報道によると、同構想は火星探査で課題となる地球—火星間の移動期間を、従来より短縮できる可能性を示すという。
・Helicity Spaceは自社技術を「Helicity Drive」と呼び、核融合(原子核が結合してエネルギーを生む反応)を推進と電力供給に活用することを狙う。
・同社の公式資料によると、複数のプラズマジェット(高温で電離したガスの噴流)を磁場で制御し、推進やエネルギー生成に必要な条件を作る設計を掲げている。
・同社は磁気リコネクション(磁力線が組み替わりエネルギーが放出される現象)など、プラズマ物理の現象を利用するアプローチを説明している。
・2023/12/11の同社発表によると、Helicity Spaceはシード資金500万ドルを調達し、核融合推進・電力技術の開発加速を掲げた。
・2024/04/02の同社発表によると、ロッキード・マーティンの投資部門が同社に出資し、宇宙用途의推進・電力技術開発を支援するとしている。
【編集部コメント】
核融合推進は、長距離探査での移動時間や推進剤制約の緩和が期待される一方、プラズマ制御や耐久性、システム統合など実証前提の課題が多い分野である。資金調達や大手企業の出資は、研究段階の技術を実証へ進める動きとして位置付けられる。
【出典情報】
公式リリース
Helicity Space Secures Investment from Lockheed Martin Ventures

参照情報(報道)
Vocal Media