【要点】
・欧州宇宙機関(ESA)はP160Cについて運用に向けた認定手続きを完了した。
・アビオは2025年11月、アリアングループとアリアン6の安定生産フェーズ(〜2029年)に向けた供給契約を結んだと発表した。
・同契約では、ユーロプロパルション(アリアングループとアビオの合弁)がP160C固体ロケットモーター(固体推進薬を燃やして推力を得る推進機)を供給するとされた。
・アビオによると、P160Cはアリアン6の補助ブースターと、ベガCの第1段に共通の推進機として位置付けられる。
・ESAの発表によると、P160CはP120C系の改良型で、2025年4月24日に地上燃焼試験(地上で点火して性能を確認する試験)を実施した。
・アビオによると、P160Cは現行ブースターより性能が高く、2025年に地上で認定(試験で適合を確認)された。
・アビオによると、P160Cを搭載するアリアン6의初飛行は2026年第2四半期に、4本ブースター構成で計画されている。
【編集部コメント】
欧州の主力ロケットで共通ブースターを運用できる状態にする動きは、アリアン6の量産立ち上げとベガCの運用継続を同時に下支えする施策に位置付けられる。性能向上と供給の安定化を通じ、独自アクセス維持と競争力確保を狙う。
【出典情報】
公式リリース
Europe’s next solid propellant rocket motor passes review
AVIO AND ARIANEGROUP SIGN CONTRACT FOR ARIANE 6 STABILIZED PRODUCTION PHASE VALUED OVER 200M€ FOR AVIO
N° 21–2025: P160C fires up successfully, a new chapter for Ariane 6 and Vega launchers
参照情報(報道)
European Spaceflight