【要点】
・スウェーデンの通信会社は12月20日、欧州のNATO加盟国から約2億4,000万クローナの衛星通信契約を獲得したと発表した。
・本契約には通信容量の提供に加え、地上での運用を支えるモバイル衛星端末の供給や顧客支援が含まれている。
・これに先立ち、スウェーデン国防装備庁(FMV)も12月18日に約5,800万クローナ相当の追加発注を同社に対して行っている。
・受注したシステムは、地上インフラに依存せず端末間での直接通信を可能にする最新鋭の通信技術を特徴としている。
・これら一連の発注は、LEO(高度2,000km以下の低軌道)における強靭な通信網の構築を目的とした2025年5月の枠組み契約に基づく。
・報道によると、提供されるサービスは2026年第1四半期に開始され、端末の納入は2026年中に段階的に実施される予定である。
・今回の契約獲得により、スウェーデンは北欧および欧州全体の集団防衛能力を技術面から支える重要な役割を担うこととなる。
【編集部コメント】
スウェーデン企業による相次ぐ衛星通信契約の獲得は、NATO加盟後の安全保障体制における同国のプレゼンス向上を象徴しています。独自の通信インフラ整備は、他国への依存を軽減し、有事の即応性を高める戦略的一環として位置付けられます。北欧発の技術が同盟全体の基盤を支える構造的な変化が鮮明になっています。
【出典情報】
公式リリース
Ovzon receives supplementary order of 58 MSEK from FMV for additional mobile satellite terminals

参照情報(報道)
Nordic Defence Sector
Nasdaq