【要点】
・2025年12月、英国宇宙庁(UK Space Agency)は、チーフエンジニア室(OCE)向けの技術保証・研究支援の枠組みで、SPPL(Space Professionals Partnership)を採択したと報道された。
・SPPLは当該枠組みのロット2で、技術的な実現可能性調査や独立した技術評価、技術面の監督、提案書レビューなどを担うとされる。
・報道によると、SPPLの初期業務の一つとして、大規模衛星コンステレーション(多数の衛星を同一目的で運用する仕組み)が「暗い空・静かな空」に与える影響の調査が含まれる。
・量子技術(量子現象を使う計測・通信など)の宇宙分野ロードマップ作成支援も、委託業務の一部として挙げられている。
・月周辺のデブリ(宇宙ごみ)対策について、IADC(宇宙機関間のデブリ調整組織)に関連するガイドライン検討の支援が含まれると報道された。
・デジタルツイン(実物を模した仮想モデル)の活用可能性を評価するフィージビリティ調査を、Synoptixと実施する計画が示された。
・宇宙分野のAI技術(人工知能)のロードマップ策定支援が予定され、報道では2026年3月の取りまとめ目標が示されている。
・SPPLは北アイルランド宇宙局(Northern Ireland Space Office)との助成契約により、製造業向けの宇宙参入準備プログラム「Space Ready」を支援すると報道された。
【編集部コメント】
英国宇宙庁が技術保証と調査業務を外部枠組みで確保する動きは、国家プログラムの技術妥当性評価を継続的に回す体制整備の一環として位置付けられる。併せて暗い空・静かな空や月デブリなど、運用拡大に伴う影響評価を制度的に取り込む点が示唆される。
【出典情報】
公式リリース
UK Space Agency selects SPPL to provide Technical Assurance and R&D Support

参照情報(報道)
Startups Magazine