【要点】 ・インドの宇宙スタートアップAgnikul Cosmos(アグニクル・コスモス)は、シリーズCラウンドで約1,700万ドル相当の資金調達を完了したと報じられた ・本ラウンドには既存投資家や新たなベンチャーキャピタルが参加しているとされる ・今回の調達により、同社の企業価値はプレマネーで数億ドル規模に達したとの報道がある ・同社はタミル・ナードゥ州のIITマドラス研究パークに拠点を置き、独自の3Dプリントロケットエンジン技術を有する ・主力製品であるロケット「Agnibaan SOrTeD(Sub-Orbital Technological Demonstrator)」は、2024年に世界初の単段式3Dプリントエンジンによる打ち上げに成功している ・調達資金は、将来の軌道打ち上げ用ロケット「Agnibaan」の開発加速および製造設備の拡張に充てられる見込みである ・Agnikulは自社専用の移動式発射台「Dhanush」を運用しており、柔軟な打ち上げ能力を持つことが強みである ・インドの民間宇宙セクターにおいて、技術実証から商業運用フェーズへの移行を象徴する動きとして注目されている

【編集部コメント】 Agnikulの調達成功は、インドが国営主導から民間主導の「ニュースペース」へと構造的な転換を遂げていることを示している。 特に3Dプリントによるエンジン製造や自社発射場の保有は、打ち上げコストの低減と頻度向上に直結する戦略的な一環である。 国内外の投資家がリスクを許容し、商業化の可能性に資金を投じる姿勢は、インドの宇宙産業がグローバル市場での競争力を高める重要な一歩となる。
【出典情報】
公式リリース
公式リリースなし

参照情報(報道)
The Hindu