・L3Harris Technologies(L3ハリス)は、米宇宙開発局(SDA:Space Development Agency)から衛星製造契約を受注したと発表した ・契約金額は最大8億4,300万ドル(約1,200億円)とされる ・対象となるのは「トランシェ3(Tranche 3)」追跡レイヤー(Tracking Layer)向けのミサイル追跡衛星18機である ・この契約には衛星の設計、製造に加え、地上システムの開発や運用維持サポートも含まれる ・追跡レイヤーは、赤外線センサーを用いて極超音速ミサイルなどの脅威を探知・追跡する役割を担う ・SDAのPWSA(Proliferated Warfighter Space Architecture)構想において、トランシェ3は持続的な能力提供を目指す段階にあたる ・L3Harrisはこれまでにトランシェ0、1、2のプログラムにも参画しており、SDAへの継続的な貢献が評価された形となる ・今回の衛星は、高度な赤外線ミッション機器と光通信端末を搭載し、他の衛星と連携してデータを即座に伝送する

【編集部コメント】 SDAは約2年周期で衛星群を刷新するPWSAを推進している。 追跡レイヤーの調達は輸送レイヤー(Transport Layer)と統合し、LEOでミサイル警戒・追跡を分散実装する計画の一環として位置付けられる。 L3Harrisが全トランシェで受注を継続している点は、同社の衛星バスおよびセンサー技術がSDAの厳しい要求仕様と納期に対応できている証左と言える。

【出典情報】
公式リリース
Space Development Agency Makes Awards to Build 72 Tracking Layer Satellites for Tranche 3
Space Development Agency Awards L3Harris $843 Million Contract for Tracking Layer Satellites

参照情報(報道)
Nasdaq(Zacks)
Defence Industry Europe