【要点】

・イスラエル宇宙局(ISA)と技術革新庁(IIA)は国立宇宙R&Dラボの設立を発表した
・新設ラボ「Access to Space」は民間宇宙インキュベーターのCreation Space社が運営を担う
・プロジェクトの総予算は約1,900万ドル規模で、政府補助金と民間投資で構成される
・ラボは国内宇宙スタートアップの高額な開発費用や規制対応の負担軽減を目的としている
・参加企業は衛星や搭載機器の試験、打ち上げ、軌道上運用に関する支援を受ける
・市場価格より少なくとも約35%低い条件での打ち上げおよび軌道上実証サービスが提供される
・当局は今後3年間で少なくとも15件のイスラエル製ペイロードの軌道投入を目標としている
・本ラボは民間主導の宇宙技術実証を支援する国家的枠組みとして位置付けられている

【編集部コメント】

本件は、イスラエル政府が宇宙スタートアップの軌道実証段階を制度面から支援する枠組みを整えた事例である。
開発初期から打ち上げ・軌道運用までを一体で支援することで、資金面や手続き面の障壁を下げる構造となっている。
運営を民間事業者に委ねる形を採ることで、政府主導の研究支援と商業化支援を組み合わせた制度設計と整理できる。

【出典情報】

公式リリース

Israel Innovation Authority and Israel Space Agency Select Creation Space to Establish National Space R&D Lab:
https://www.innovationisrael.org.il/en/press_release/creation-space-selected-national-space-lab/

参照情報(報道)

JNS.org:
https://www.jns.org/israel-announces-19-million-national-space-rd-lab-to-accelerate-startup-access-to-orbit/

The Jerusalem Post:
https://www.jpost.com/defense-and-tech/article-881570