【要点】
・ロスコスモスは公式発信で、月面拠点の長期運用に必要な電力発電設備の整備方針を示している。
・Interfaxは、ロスコスモスのプレスサービス声明として、同機関がNPO Lavochkinと関連契約を締結したと報じた。
・報道では、月面の電力発電設備を2030年代半ば(2036年など)に整備する計画が示されている。
・電力供給先には、ロシアの月探査計画に加え、ロシアと中国が推進する国際月面研究ステーション(ILRS)のインフラが含まれる。
・用途として、月面ローバーや観測施設、基地インフラの稼働を支える電力供給が想定されている。
・月面では長い夜が続くため、太陽光だけでは安定供給が制約となり、継続的な電力確保が課題として位置付けられている。
・関係機関としてロスアトムやクルチャトフ研究所の関与が報じられており、核電源(原子力)を想定した計画として伝えられている。
・設置・運用の詳細は現時点で限定的で、無人化・自動化を含む方法が想定されるが、具体手法は今後の開発段階で明確化するとされる。
【編集部コメント】
月面拠点の長期運用では、夜間や厳しい環境でも継続できる電力発電設備が探査能力の基盤となる。今回の契約報道は、ロスコスモスが単発探査から継続運用型の月面活動へ移行する構想を具体化する動きとして整理できる。ILRSにも関係するため、拠点整備の進捗を測る要素となる。
【出典情報】
公式リリース
ロスコスモス公式Telegram(公式チャンネル):https://t.me/roscosmos_gk
参照情報(報道)
Interfax:https://interfax.com/newsroom/top-stories/115423/
The News International:https://www.thenews.com.pk/latest/1385987-space-race-intensifies-as-russia-plans-lunar-nuclear-power-plant-by-2036