【要点】

・韓国の宇宙スタートアップInnospaceは、同社初の軌道ロケット「Hanbit-Nano」による打上げをブラジルで実施した。
・打上げは現地時間2025/12/22にアルカンタラ宇宙センターで行われた。
・報道によると、離陸後まもなく(約30秒〜1分)で異常が発生し、機体は墜落した。
・搭載物は小型衛星5機を含む計8件とされ、ミッションは所期の軌道投入に至らなかった。
・衛星の顧客にはブラジルとインドの組織が含まれると報じられている。
・今回の試みは、韓国の民間企業による初の軌道打上げ挑戦として位置付けられる。
・Hanbit-Nanoはハイブリッド推進(パラフィン系燃料と液体酸素)を採用し、小型衛星の軌道投入を目的とする。
・打上げは当初予定から延期されており、Innospaceは事前に機体点検で見つかった部品交換などを理由に日程変更を公表していた。

【編集部コメント】

商業打上げでは、初号機の飛行データ取得と原因究明が次回成功に直結する。今回の事象は、韓国の民間企業が海外射場から軌道打上げに挑戦した事例として注目され、今後は原因分析と再挑戦計画の透明性が問われる。アルカンタラは商業射場としての整備が進む中で、国際事業者の利用が増えており、本件はその動向を示す一例となった。

【出典情報】

公式リリース

INNOSPACE News(打上げ延期に関する公式発信):https://www.innospc.com/myboard/sub04_02/935974

参照情報(報道)
Space.com:https://www.space.com/space-exploration/launches-spacecraft/south-korean-startup-innospace-fails-on-its-1st-orbital-launch-attempt

Anadolu Agency(AA):https://www.aa.com.tr/en/asia-pacific/south-korean-startup-plans-to-launch-country-s-1st-commercial-orbital-rocket-this-week-after-delays/3777282