【要点】
・米スタートアップReflect Orbitalは、宇宙空間の反射鏡で地上に日光を届けるサービス構想を掲げている。
・報道によると、同社は将来的に4,000機規模の反射衛星コンステレーションを想定している。
・目的は、夜間や薄明時に特定地点へ太陽光を反射し、照明やエネルギー用途への活用を狙うものとされる。
・実証衛星EARENDIL-1について、政府許認可に関する申請を行い、2026年4月の打上げを目指すと報じられている。
・報道では、実証機が展開式の大型ミラーを用い、地上の限定された範囲へ反射光を届ける設計が紹介されている。
・一方で天文学者らは、反射光が観測に与える影響や光害の増加を懸念している。
・衛星数が増えることで、軌道上の混雑や運用上の管理負荷が高まる可能性も論点として挙げられている。
・同種の概念として、1990年代にロシアが宇宙ミラー実験(ズナミャ計画)を実施した事例が知られている。
【編集部コメント】
宇宙ミラーによる地上照明は、反射光の制御、天文観測への影響評価、軌道上の安全運用など複数の論点を同時に伴う。EARENDIL-1の実証は、技術面の実現性だけでなく、社会的受容性や環境・観測への影響評価を含めた検証の位置付けとなる。過去の宇宙ミラー実験の事例も踏まえ、透明性の高い評価枠組みが重要となる。
【出典情報】
公式リリース
Reflect Orbital(公式サイト):https://www.reflectorbital.com/
参照情報(報道)
Space.com:https://www.space.com/space-exploration/satellites/this-companys-plan-to-launch-4-000-massive-space-mirrors-has-scientists-alarmed-from-an-astronomical-perspective-thats-pretty-catastrophic
Gizmodo:https://gizmodo.com/california-startup-wants-to-launch-4000-mirrors-to-orbit-scientists-are-alarmed-2000675691