【要点】
・航空宇宙企業のスターファイターズ・スペース(Starfighters Space, Inc.)は、レギュレーションA(Regulation A)に基づく4000万ドルの資金調達を伴うIPO完了を発表した。
・同社の普通株式は、2025年12月18日よりNYSEアメリカン(NYSE American)市場にてティッカーシンボル「FJET」で取引が開始された。
・今回の株式公開では、合計11,142,061株の普通株式が1株あたり3.59ドルの価格で販売され、総額4000万ドルの資金を確保した。
・調達された資金は、空中発射型ロケット開発計画であるスターローンチ(STARLAUNCH)プログラムの研究開発および事業拡大に充てられる。
・同社はケネディ宇宙センター(Kennedy Space Center)を拠点に、世界最大の民間超音速機F-104(F-104)艦隊を保有・運用している。
・独自の超音速プラットフォームを活用することで、低軌道(LEO:Low Earth Orbit)への迅速かつ低コストな小型衛星投入サービスの提供を目指す。
・今回の上場により、2026年度に向けた極超音速(Hypersonic)試験支援および商用ペイロード(Payload)放出の運用体制を強化する方針である。
・本事業は、米大統領令(Executive Order)「米国の宇宙優位性の確保」が掲げる、商用能力を活用した即応型宇宙アーキテクチャの構築方針と合致している。
【編集部コメント】
スターファイターズ・スペースの上場完了は、F-104という既存の超音速機資産を再利用した独自の空中発射型プラットフォームへの市場の期待を反映している。地上発射型ロケットとの差別化を図り、即応性とコスト効率を追求する同社の戦略は、米国の宇宙優位性確保に向けた政策とも合致しており、今後の商業化への道筋が注目される。
【出典情報】
公式リリース
Starfighters Space Announces Closing of its Reg A Initial Public Offering
参照情報(報道)
Vintage Aviation News