【要点】
・サイダス・スペース(Sidus Space, Inc.)は2025年12月29日、クラスA普通株式(Class A Common Stock)の公募増資(不特定多数から資金を募る増資:Public Offering)を完了した。
・同社は今回の公募において1,080万株を1株あたり1.50ドルの価格で販売し、約1,620万ドルの総利益を確保した。
・シンクエクイティ(ThinkEquity)が本公募増資の独占的配置代理人(株式の販売を引き受ける機関:Sole Placement Agent)を務めた。
・調達された資金は、製造能力の拡大、製品開発、および独自衛星「リジーサット(LizzieSat)」の運用拡大を含む運転資金に充てられる。
・同社はこれに先立ち、ミサイル防衛局(MDA:Missile Defense Agency)が主導する大規模な「シールド(SHIELD)」プログラムの契約獲得を発表した。
・「シールド(SHIELD)」は、総額1,510億ドルの予算枠を持つ「ゴールデン・ドーム(Golden Dome:Golden Dome Defense Strategy)」ミサイル防衛戦略を支える枠組みである。
・本契約は定額無制限配送・数量未確定(IDIQ:Indefinite-Delivery/Indefinite-Quantity)方式であり、人工知能(AI:Artificial Intelligence)搭載センサーなどの迅速な提供を可能にする。
・フロリダ州ケープカナベラル(Cape Canaveral)を拠点とする同社は、宇宙・防衛分野における垂直統合型の製造・データ提供体制を一層強化する方針である。
【編集部コメント】
サイダス・スペースは、公募増資による資金調達の完了と、ミサイル防衛局(MDA)の大規模な「シールド(SHIELD)」プログラムへの参入という二つの重要な成果を短期間に達成した。1,510億ドル規模の予算枠を持つ同プログラムへの参入は、同社のAI技術や製造能力が安全保障戦略において重要視されていることを示唆している。強化された財務基盤は、独自衛星の展開加速に向けた強力な推進力となるだろう。
【出典情報】
公式リリース
Sidus Space Awarded Contract Under Missile Defense Agency’s SHIELD IDIQ Program
参照情報(報道)
Benzinga