【要点】

・報道によると、アリアングループ(ArianeGroup)は大型ロケットのアリアン6(Ariane 6)について、再使用技術を取り入れる進化案を検討対象として提示した。
・枠組みは欧州宇宙機関(ESA:European Space Agency)のBEST!(Boosters for European Space Transportation)イニシアチブに関連するとされる。
・案の中核は、子会社マイアスペース(MaiaSpace)が開発中のマイア(Maia)の第1段コンセプトをベースにした液体燃料ブースターを、アリアン6へ適用する考え方だと伝えられている。
・現行の固体燃料ブースター(P160系)に代わる選択肢として、置換しやすい構成(報道ではプラグアンドプレイの趣旨)での導入が論点として示されている。
・再使用化の狙いは、打ち上げコスト低減と打ち上げ頻度(ローンチレート)向上にあると説明されている。
・関連実証として、欧州では回収・再使用に向けたホッパー(hopper:垂直離着陸の実証機)等の開発が複数走っていると報じられている。
・提案の技術要素として、プロメテウス(Prometheus)など欧州側の低コスト推進系の取り組みとの関係が言及されている。
・本件は「提案・検討」段階の情報であり、採否や実装時期、最終形はESA側の評価と投資判断を経て確定する性質のものとされる。

【編集部コメント】

再使用の導入を「新型機」だけでなく既存のアリアン6の進化として議論する点が焦点となる。今後はBEST!の評価結果と、実証計画の具体化が次の確認ポイントになる。

【出典情報】

公式リリース
公式リリース:なし

参照情報(報道)
European Spaceflight:https://europeanspaceflight.com/arianegroup-proposes-ariane-6-evolution-using-maiaspace-boosters/

Ars Technica:https://arstechnica.com/space/2026/01/esa-considers-righting-the-wrongs-of-ariane-6-by-turning-it-into-a-franken-rocket/