【要点】
・NASA(NASA)は、月周回拠点ゲートウェイ(Gateway)の動力・推進エレメントPPE(Power and Propulsion Element)の電力系を初めて起動したと発表した。
・PPEは、ゲートウェイに電力を供給し、高速通信、姿勢制御、軌道の維持・変更を担う太陽電気推進の宇宙機として開発されている。
・電力生成能力は60キロワットで、発表では前年に電源投入が成功したマイルストーンとして位置付けられている。
・PPEはNASAグレン研究センター(Glenn Research Center)が管理し、米カリフォルニア州パロアルトのランテリス・スペース・システムズ(Lanteris Space Systems)で製造が進められている。
・主要電気システムは、保護用の外装パネル内に固定された段階にある。
・次工程として、L3ハリス(L3Harris)製の12kW級AEPS(Advanced Electric Propulsion System)スラスター3基の搭載が予定されている。
・あわせて、ブセック(Busek)製の6kW級BHT-6000スラスター4基の搭載も予定されている。
・ゲートウェイ向けの展開型ソーラーアレイは完成済みで、レッドワイア(Redwire)の米カリフォルニア州ゴリータ施設で試験が進行中とされた。
【編集部コメント】
PPEの電源投入は、月周回拠点の中核機能が統合・試験段階へ進んだことを示す。
太陽電気推進と大電力の組み合わせは、月周回での通信・運用の持続性を支える基盤として位置付けられる。
【出典情報】
公式リリース
NASA Starts Up Gateway’s Power System for First Time:https://www.nasa.gov/centers-and-facilities/glenn/nasa-starts-up-gateways-power-system-for-first-time/