【要点】
・米宇宙軍のスペース・ローンチ・デルタ30(SLD 30:Space Launch Delta 30)は、ヴァンデンバーグ宇宙軍基地(VSFB:Vandenberg Space Force Base)のスペース・ローンチ・コンプレックス14(SLC-14:Space Launch Complex-14)に関する情報提供依頼(RFI:Request for Information)を公表した。
・RFIは、米国の打上げ事業者(Launch Service Providers)から、宇宙輸送サービスに関する関心と能力の情報を募る枠組みとして位置付けられている。
・対象のSLC-14は、基地南端付近に位置し、重/超大型(heavy/super-heavy)級の垂直打上げ能力の整備を想定している。
・SLD 30は、SLC-14での不動産使用契約(リース:lease)を希望する事業者に対し、資金調達、設計、建設、運用、維持管理までを担う計画の提出を求めている。
・選定された事業者は、求められる打上げ能力を満たすためのインフラ整備を担うとされる。
・SLD 30は、その打上げ能力が「より大型の軍事衛星の配備」「レジリエンス(resilience)の向上」「衛星コンステレーション再構成(reconstitution)の加速」に資するとの目的を示した。
・RFIの詳細は、政府調達サイト(SAM.gov:System for Award Management)上で案内されている。
・報道によると、本RFIは米空軍省(Department of the Air Force)の手続として、打上げ事業者の関心把握に向けた公募として扱われている。
【編集部コメント】
米国は国家安全保障ミッションの確実な宇宙アクセス確保を重視しており、射場インフラの多様化や拡張が課題になる。SLC-14のRFIは、民間投資を活用して重/超大型級の能力を取り込む施策として位置付けられる。
【出典情報】
公式リリース
Space Launch Delta 30 Issues RFI for Space Launch Development at SLC-14
Vandenberg Space Force Base (VSFB) Request for Information (RFI) for Space Launch Complex-14 (SLC-14) Lease(SAM.gov)
参照情報(報道)
Spaceflight Now
NASASpaceFlight.com