【要点】
・英国(UK)のスペース・フォージ(Space Forge)社が、軌道上でのプラズマ生成に成功した。
・本成果は自社開発の製造用衛星「フォージスター1(ForgeStar-1)」によって達成された。
・衛星に搭載された電気炉が摂氏約1,000度に達し、半導体材料の結晶成長に必要な環境を構築した。
・低軌道(LEO:Low Earth Orbit)の微小重力と真空環境を活用し、高品質な結晶成長を行う。
・地上での製造と比較して、最大で約4,000倍の純度を持つ半導体材料の生産が可能となる。
・製造対象となる材料には、窒化ガリウム(GaN:Gallium Nitride)や炭化ケイ素(SiC:Silicon Carbide)が含まれる。
・軌道上製造により、最終的な電子機器のエネルギー消費量を最大60パーセント削減できる可能性がある。
・今後は取得したデータを活用し、より大規模な製造能力を持つ後続ミッションの設計を進める計画である。
【編集部コメント】
軌道上での結晶成長は、地上では制約になりやすい不純物混入や欠陥形成を抑え得るとして注目される。本件は「製造に必要な環境を衛星上で再現できるか」を確認する段階で、供給網の置換ではなく補完モデルとしての位置付けが示されている。
【出典情報】
参照情報(報道)
Compound Semiconductor
Evertiq