【要点】
・シエラ・スペース(Sierra Space)は2026年1月6日、宇宙開発庁(SDA:Space Development Agency)向けの衛星構造体9基の製造完了を発表した。
・本件は「増殖型戦闘員宇宙アーキテクチャ(PWSA)」の「トランシェ2・トラッキング・レイヤー(T2TL:Tranche 2 Tracking Layer)」の一部である。
・製造されたのはミサイル警告および追跡任務を担う衛星の基本構造部分であり、当初の計画より3か月早い完了となった。
・シエラ・スペース(Sierra Space)は本プロジェクトにおいて、総計16基の衛星の設計、製造、統合を担当している。
・今回完了した9基は、今後ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)の施設へ輸送され、最終的なペイロード(搭載機器)の統合が行われる。
・シエラ・スペース(Sierra Space)はコロラド州の自社施設において、独自の製造ラインを活用することで量産スピードの向上を実現した。
・宇宙開発庁(SDA:Space Development Agency)のプロジェクトは、地球低軌道(LEO)に多数 of 小型衛星を配置し、極超音速ミサイルなどの脅威を監視することを目的としている。
・今回の前倒し完了により、後続のシステム統合プロセスおよび打ち上げスケジュールに対する柔軟性が確保された。
【編集部コメント】
ミサイル警戒・追跡を低軌道に多数配備して冗長性を確保するPWSAは、衛星の量産性と立上げ速度が成果を左右する。構造体の前倒し完了は、追跡レイヤーの配備計画に対する製造面の節目として位置付けられる。