【要点】
・イタリア宇宙機関(ASI:Agenzia Spaziale Italiana)とイタリア国防省は2026年1月3日、次世代地球観測衛星「コスモ・スカイメッド第二世代(CSG:COSMO-SkyMed Second Generation)」の3号機の打ち上げ成功を発表した。
・衛星は米国カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から、スペースX(SpaceX)のファルコン9(Falcon 9)ロケットによって打ち上げられた。
・打ち上げから59分後、イタリアのアブルッツォ州にあるフチーノ宇宙センター(Fucino Space Center)にて衛星の信号受信に成功した。
・本機はタレス・アレーニア・スペース(Thales Alenia Space)が製造し、テレスパツィオ(Telespazio)が軌道上運用を担当する。
・現在、衛星を最終軌道へ投入し機器の動作を確認する「打ち上げ及び初期運用段階(LEOP:Launch and Early Orbit Phase)」に入っており、期間は約9日間の予定である。
・本衛星は合成開口レーダー(SAR:Synthetic Aperture Radar)を搭載し、昼夜や天候を問わず高精細な地表観測データを提供する。
・コスモ・スカイメッド(COSMO-SkyMed)は軍民両用の「デュアルユース」システムであり、国防、防災、環境監視などに活用される。
・今回の3号機の投入により、全4基構成を目指す第二世代システムの構築が前進し、第一世代システムからの段階的な移行が進む。
【編集部コメント】
イタリアのデュアルユースSAR観測は、防災・危機対応と安全保障を同一基盤で支える枠組みとして運用されてきた。第2世代の拡充は、初代からの継続性確保とサービス高度化を同時に進める施策として位置付けられる。
【出典情報】
公式リリース
The Third COSMO-SkyMed Second Generation Satellite Successfully Launched
参照情報(報道)
PRIMETIMER
SpaceDaily