【要点】
・シエラ・スペース(Sierra Space)は2026年1月6日、宇宙開発庁(SDA:Space Development Agency)向け衛星の初動製造分として、9基の衛星構造体を完成させたと発表した。
・本件は、低軌道に多数の小型衛星を配置する「増殖型戦闘員宇宙アーキテクチャ(PWSA)」の「トランシェ2・トラッキング・レイヤー(T2TL:Tranche 2 Tracking Layer)」プロジェクトの一環である。
・製造が完了したのは全18基のうち「プレーン1」と呼ばれる最初の軌道面に割り当てられた9基で、当初の計画より3か月早い完了となった。
・シエラ・スペース(Sierra Space)は宇宙開発庁(SDA:Space Development Agency)と約7億4千万ドルの契約を締結しており、衛星の設計、製造、運用を担当している。
・完成した構造体は、今後コロラド州の自社施設「ビクトリー・ワークス(Victory Works)」において、組み立て、統合、試験の段階へ移行する。
・残りの9基(プレーン2)についても、構造体の製造作業が既に開始されている。
・本衛星群には、極超音速ミサイルを含む高度な脅威を検知・追跡するための赤外線センサーが搭載される。
・宇宙開発庁(SDA:Space Development Agency)は、本プロジェクトによる衛星の打ち上げを2027年4月までに開始する予定である。
【編集部コメント】
SDAのトランシュ2追跡層は、低軌道の多数機で赤外線によるミサイル警戒・追跡を担い、輸送層の通信網と組み合わせて運用性を高める枠組みとして整理できる。
【出典情報】
参照情報(報道)
Satellite Today
Space Connect