【要点】

・L3ハリス・テクノロジーズ(L3Harris Technologies)は2026年1月5日、宇宙推進および電源システム(Space Propulsion and Power Systems)事業の過半数株式を売却すると発表した。
・売却先は民間投資会社のAEインダストリアル・パートナーズ(AE Industrial Partners)で、企業価値を8億4500万ドルと評価した契約となる。
・AEインダストリアル(AE Industrial)が新会社の株式の60%を取得し、L3ハリス(L3Harris)は約40%の持ち分を維持する。
・新会社は、かつての歴史的な名称である「ロケットダイン(Rocketdyne)」を復活させて運営される予定である。
・本売却対象には主力の上段エンジンである「RL10(RL10)」が含まれるが、有人月探査用の「RS-25(RS-25)」エンジン事業は除外され、L3ハリス(L3Harris)が継続保有する。
・L3ハリス(L3Harris)は同時に、組織を従来の4部門から「宇宙・ミッションシステム」「通信・スペクトラム優位」「ミサイルソリューション」の3部門へ再編した。
・今回の売却と組織再編により、同社は米国国防省(DoD)が重視するミサイル防衛や国家安全保障分野への集中を一段と強める方針である。
・取引の完了は、規制当局の承認等を経て2026年後半になる見通しである。

【編集部コメント】

宇宙関連の推進・電力分野を、投資ファンドと共同運営する形に切り替える動きである。国防優先の事業ポートフォリオ再編として位置付けられ、規制承認を前提に2026年後半の完了を見込む。

【出典情報】

公式リリース
L3Harris to Sell Majority Stake in Space Propulsion & Power Business to AE Industrial Partners

参照情報(報道)
Spaceflight Now
Washington Technology