【要点】
・中国浙江省杭州の銭塘区(Qiantang District, Hangzhou)で2026年1月7日、セポック(Sepoch)が液体燃料ロケットの組立・試験・再使用拠点を着工した。
・当該施設は、海上回収(sea-recovery)型の再使用ロケットに特化した生産拠点として中国初とされる。
・ステンレス鋼製ロケットの「スーパーファクトリー」と位置付けられ、製造から回収後の検査・整備・再使用までを一体化する構想である。
・総投資額は52億元(約7.4億米ドル相当)とされる。
・年産能力は、ステンレス鋼製でメタン・液体酸素(methane-liquid oxygen)推進のロケットを最大25機とする設計である。
・式典で、衛星メーカーのスター・ビジョン(Star Vision)とのペイロード協力契約を締結し、杭州でのロケット・衛星の産業連携を示した。
・「銭塘(Qiantang)ロケット」は全高66m、離昇質量575tで、低軌道(LEO:Low Earth Orbit)へ最大14tを投入可能とされる。
・第1段は最大20回の再使用を想定し、初号機は年内に完成・搬出し、その後に初飛行と海上回収を見込むとしている。
【編集部コメント】
中国の商業宇宙分野では、再使用・量産を前提とした製造基盤の整備が政策・産業の両面で進みつつある。本件は、回収後の点検・整備まで含む一体型拠点を地方都市に配置し、衛星企業との連携を同時に打ち出した点で、ロケットと衛星の地域産業クラスター形成の一環として位置付けられる。
【出典情報】
公式リリース
Reusable rocket super factory breaks ground in Qiantang
参照情報(報道)
CGTN
Global Times