【要点】
・韓国政府は2026年1月7日、国家情報院(NIS:National Intelligence Service)直属の「宇宙安保センター(National Space Security Center)」の機能を大幅に拡充し、本格稼働を開始した。
・本センターは、人工知能(AI)技術を活用して、他国の軍事衛星の動向や宇宙ごみ(スペースデブリ)の接近を24時間体制で監視する。
・宇宙資産に対するサイバー攻撃や電波妨害などの脅威を早期に検知し、国家的な宇宙インフラの保護を担う。
・韓国が進める独自の軍事偵察衛星群「425プロジェクト」の運用開始に伴い、高度な情報解析能力を確保することが急務となっていた。
・米国、中国、欧州連合(EU)による宇宙インフラとAI技術の覇権争いが激化する中、韓国も自立した宇宙安保体制の構築を急ぐ。
・宇宙安保センター(National Space Security Center)は、科学技術情報通信部(MSIT)や韓国航空宇宙研究院(KARI)と密接に連携する。
・収集されたインテリジェンス(知能情報)は、大統領直属の国家宇宙委員会(National Space Council)の意思決定を支援するために活用される。
・民間企業への宇宙安保技術の普及も視野に入れており、国内の宇宙産業エコシステムの安全性向上にも寄与する。
【編集部コメント】
AI計算を宇宙インフラに統合する議論は、国家の自律性確保と産業競争力の両面で位置付けられる。垂直統合の進展は調達構造を変え得るため、政策・規制と投資動向を併せて追う必要がある。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
SatNews
The Chosun Daily(Chosun)