【要点】

・シールスク(SEALSQ Corp)は、幹部陣が2026年1月5日~9日にインドでロードショーを実施すると発表した。
・目的は、耐量子暗号(PQC:Post-Quantum Cryptography)対応の半導体パーソナライゼーションセンター(個別設定・書き込み等の拠点)設立を加速することだ。
・同社は同期間にムンバイ(Mumbai)など複数都市を訪問し、会合や工業拠点の視察、協議を行うとしている。
・長期的な産業連携の強化として、カインズ・セミコン(Kaynes Semicon)やスカイルート・エアロスペース(Skyroot Aerospace)との協力を重視するとした。
・あわせて、量子関連スタートアップ等との面談を通じ、1億ドル規模の量子ファンド(Quantum Fund)による戦略投資を検討するとしている。
・同ファンドは、量子コンピューティング(Quantum Computing)、耐量子暗号(PQC)、量子AI(Quantum AI)、安全な半導体アーキテクチャ等の技術を対象に掲げた。
・同社は、インドの国家量子ミッション(NQM:National Quantum Mission)などを背景に、量子分野でのインドの存在感が高まっているとの認識も示した。
・宇宙分野では、ワイズサット(WISeSat.Space)との「耐量子衛星」関連協業を進め、2026年にインドからワイズサット衛星を打ち上げる可能性を検討しているとした。

【編集部コメント】

量子計算の進展に伴い暗号の耐性確保が焦点となる中、半導体(鍵管理等の基盤)と衛星(通信インフラ)を組み合わせた「主権的な安全基盤」を構想する動きと位置付けられる。スイスとインドの経済枠組みを背景に、産業連携と投資を同時に進める点が特徴である。

【出典情報】

公式リリース
SEALSQ C-Suite Visits India to Advance Post-Quantum Semiconductor Personalization Center, Quantum Investments and Sovereign Space Capabilities

参照情報(報道)
The Quantum Insider
Quiver Quantitative