【要点】
・サリー・サテライト・テクノロジー(SSTL)とオックスフォード・スペース・システムズ(OSS)は、共同開発衛星の打ち上げ成功を発表した。
・2026年1月11日、SAR(合成開口レーダー)技術実証衛星「CarbSAR IOD」が打ち上げられた。
・衛星は米国バンデンバーグ宇宙軍基地から、スペースXのファルコン9ロケットにより軌道投入された。
・CarbSAR IODは、SSTLの小型衛星プラットフォーム「Carbonite」を基盤として開発された。
・最大の特徴は、OSSが開発した展開式アンテナ「Wrapped Rib Antenna」を搭載している点である。
・同アンテナは金コーティングされたタングステン製メッシュ構造で、軌道上で直径約3メートルに展開する。
・打ち上げ後の初期通信確立に成功し、現在は軌道上での機能確認段階に移行している。
・本プロジェクトには、Airbus Defence and Spaceや英国政府の国家安全保障戦略投資基金(NSSIF)などが資金支援を行っている。
【編集部コメント】
本件は、小型衛星における大口径アンテナ搭載技術の実証として位置付けられる。展開式アンテナは、打ち上げ時の体積制約を抑えつつSAR観測に必要な性能を確保できる点が特徴であり、小型SAR衛星の設計自由度を高める可能性がある。英国企業によるアンテナ技術と衛星バス技術の組み合わせは、将来の商用・政府向けSARシステム開発に向けた基盤的取り組みといえる。
【出典情報】
公式リリース
SSTL and Oxford Space Systems Announce Successful Launch of CarbSAR IOD Satellite
https://www.sstl.co.uk/media-hub/latest-news/2026/sstl-and-oxford-space-systems-announce-successful-launch-of-carbsar-iod-satellite
参照情報(報道)
ADS Advance
https://www.adsadvance.co.uk/sstl-and-oxford-space-systems-confirms-launch-of-carbsar-iod-satellite.html