【要点】

・インドの宇宙スタートアップ、Aule Spaceは、プレシードラウンドで200万米ドルの資金調達を行った。
・本ラウンドはPi Venturesが主導し、複数のエンジェル投資家が参加した。
・同社はバンガルールを拠点とし、2024年に設立されたディープテック企業である。
・調達資金は、エンジニアリング人材の拡充、地上試験設備の整備、初期ミッション開発に充てられる。
・燃料が枯渇した静止軌道衛星に接近・ドッキングし、姿勢制御や軌道維持を代行する「ジェットパック」システムを開発している。
・独自の自律ランデブー・近接運用(RPO)技術により、専用ドッキング機構を持たない既存衛星への取り付けを可能にする。
・報道によると、2027年頃に最初の技術実証衛星を打ち上げ、軌道上での機能検証を行う計画とされている。
・インド企業として、静止軌道(GEO)衛星の寿命延長サービス市場への参入を目指している。

【編集部コメント】

本件は、インドの民間宇宙分野が、打ち上げや衛星製造といった従来領域から、軌道上サービス(IOS)という高付加価値分野へ拡大しつつある動きを示している。静止軌道衛星の寿命延長は、運用コスト削減と宇宙デブリ抑制の両面で意義があり、新興企業の参入が市場構造に影響を与える可能性がある。

【出典情報】

公式リリース
公式リリース:なし

参照情報(報道)

The Economic Times
https://economictimes.indiatimes.com/tech/funding/spacetech-startup-aule-space-raises-2-million-in-round-led-by-pi-ventures/articleshow/126532936.cms

Analytics India Magazine
https://analyticsindiamag.com/deep-tech/bengaluru-based-aule-space-is-building-jetpacks-to-save-dying-satellites/