【要点】

・英国の宇宙スタートアップSpace Forgeは、自社衛星「ForgeStar-1」で軌道上製造炉を稼働させ、プラズマ生成に成功した。
・同社はこの成果を、商業目的の軌道上半導体製造における初の実証事例と位置付けている。
・ForgeStar-1は2025年6月に打ち上げられ、軌道上での技術検証を継続してきた。
・製造炉は、微小重力および真空環境を利用し、材料製造に適した条件を再現する設計となっている。
・軌道上環境を活用することで、地上製造よりも高純度な半導体材料の生成が可能になるとされる。
・対象材料として、窒化ガリウム(GaN)や炭化ケイ素(SiC)などが想定されている。
・報道によると、今回の成果は研究段階から商業製造実証への移行を示す重要な節目と評価されている。
・今後は、結晶成長の実施と、独自の帰還技術を用いた地球への回収を含む製造サイクルの確立を目指す。

【編集部コメント】

軌道上で製造炉を稼働させ、プラズマ生成に成功したことは、イン・スペース・マニュファクチャリングの実現性を示す重要な技術的進展である。微小重力と真空という宇宙特有の環境を活用することで、地上では制約の大きい材料特性の改善が期待されている。本件は、宇宙を「輸送・観測の場」から「生産の場」へ拡張する動きが具体化しつつあることを示す事例といえる。

【出典情報】

公式リリース

Space Forge ignites a new industrial era: delivering world-first capability for orbital semiconductor manufacturing
https://www.spaceforge.com/news/space-forge-ignites-a-new-industrial-era-delivering-world-first-capability-for-orbital-semiconductor-manufacturing

参照情報(報道)

Gadgets 360
https://www.gadgets360.com/science/news/space-forge-makes-history-with-first-commercial-semiconductor-manufacturing-in-orbit-10735562

The Daily Galaxy
https://dailygalaxy.com/2026/01/space-forge-lit-the-first-factory-in-space/