【要点】

・米国の衛星製造企業York Space Systemsは、IPOに向けた募集条件が明らかになった。
・ニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場を予定しており、ティッカーシンボルは「YSS」とされている。
・1株あたり30〜34ドルの価格帯で約1,600万株を売り出す計画である。
・想定される調達額は最大約5億4,400万ドル、中間値で約5億1,200万ドルとされる。
・この条件に基づくと、同社の評価額は約40億〜42.5億ドル規模となる。
・ゴールドマン・サックス、ジェフリーズ、ウェルズ・ファーゴ証券などが主幹事を務める。
・York Space Systemsは、国防総省の低軌道衛星網「PWSA」向け衛星バスの主要サプライヤーである。
・報道によると、2022年にAE Industrial Partnersが過半数株式を取得した際の評価額は約10億ドルであった。

【編集部コメント】

本件は、防衛・安全保障分野を中心とする宇宙関連企業が、資本市場で高い評価を得つつある流れを示している。York Space Systemsは、衛星コンステレーション向けの量産実績を積み重ねてきた企業であり、投資家からは収益の見通しや政府需要の安定性が評価されているとみられる。宇宙産業が研究開発主導から、調達・量産を軸とした事業フェーズへ移行しつつあることを示す事例といえる。

【出典情報】

公式リリース
公式リリース:なし

参照情報(報道)

Reuters(MarketScreener)
https://www.marketscreener.com/news/york-space-eyes-over-4-billion-valuation-in-us-ipo-as-sector-interest-intensifies-ce7e58dfdb89f223

Renaissance Capital
https://www.renaissancecapital.com/IPO-Center/News/116243/Satellite-manufacturer-York-Space-Systems-sets-terms-for-$512-million-IPO