【要点】

・マーキュリー・システムズ(Mercury Systems, Inc.)は米国の宇宙および戦略兵器プログラムに関連する複数の契約を獲得した。
・受注総額は6,000万ドル(約90億円)を超え、二つの重要な国防プロジェクトに従事する。
・第一の案件は、2023年に開始された大規模な戦略兵器プログラムの開発契約における期間の延長である。
・本契約に基づき開発業務は2031年まで継続され、追加の飛行試験用ユニットの納入も行われる。
・第二の案件は、米国の国家安全保障宇宙プログラム向けサブシステムの製造に関する新規契約である。
・本サブシステムには耐放射線性(Radiation-tolerant:宇宙放射線による故障を防ぐ性能)を備えたAMD(Advanced Micro Devices, Inc.)のチップが搭載される。
・採用される「Versal AIコア(Versal AI Core)」は、人工知能による高速演算処理を可能にする。
・本技術は2024年に別の衛星プログラムで初めて採用されており、今回が二件目の導入となる。

【編集部コメント】

国家安全保障分野で、宇宙向けの耐放射線処理・記録サブシステム需要が拡大する流れの一環として位置付けられる。開発契約の延長と量産系の新規契約を併走させ、飛行試験用ユニット供給から生産移行までを支える調達と整理できる。

【出典情報】

公式リリース
Mercury Awarded Contracts for U.S. Space and Strategic Weapons Programs

参照情報(報道)
ASDNews
Microwave Journal