【要点】
・エイジス・エアロスペース(Aegis Aerospace)は、ユナイテッド・セミコンダクターズ(United Semiconductors LLC)と、宇宙空間での先端材料製造拠点の立ち上げに向けた合意を発表した。
・両社は、先端材料製造プラットフォーム(AMMP:Advanced Materials Manufacturing Platform)と呼ぶ取り組みの下で、宇宙での製造・試験・スケール化を支援する枠組みを構築するとしている。
・テキサス宇宙委員会(Texas Space Commission)は、エイジスに対し、低軌道(LEO:Low Earth Orbit、地球低軌道)での先端材料向け宇宙内製造プラットフォームの開発・打上げのため、1,000万米ドルの助成契約を付与したとされる。
・AMMPは、微小重力(microgravity:重力が極めて小さい環境)向けに設計された製品の開発・検証・量産移行に伴う課題の解消を、利用者に提供することを目的に掲げている。
・エイジスは、統合的な宇宙アクセス(integrated access to space)に必要な技術能力、リソース、ミッション支援を提供するとの立場を示した。
・発表では、同社が米国国防総省(DoD:Department of Defense)や複数の宇宙機関を支援するミッション経験を有すると説明している。
・本件は、先端材料の宇宙内製造を「初の宇宙内製造プラットフォーム」と位置付ける州の支援策の一部として示されている。
・本合意は、宇宙での先端材料製造施設の立ち上げとして紹介されているが、事実は公式発表の記載範囲に基づく。
【編集部コメント】
宇宙内製造は、微小重力を利用して地上では得にくい材料特性を狙う動きの一環として位置付けられる。州の資金支援を伴う基盤整備は、研究実証から事業化までの移行を促す政策的手段になり得る。
【出典情報】
公式リリース
Aegis Aerospace Partners with United Semiconductors to Launch World’s First In-Space Advanced Materials Manufacturing Facility
Texas Space Commission Awards Grant to Aegis Aerospace, Inc.