【要点】
・モントリオールを拠点とするリアクション・ダイナミクス(Reaction Dynamics)がロケットの初打ち上げを実施した。
・打ち上げられた機体はサブオービタル(軌道に乗らない飛行)ロケットの「オーロラ(Aurora)」である。
・試験は2026年1月13日にノバスコシア州(Nova Scotia)のスペースポート・ノバスコシア(Spaceport Nova Scotia)で行われた。
・カナダ国内の射場から民間企業がロケットを宇宙空間へ打ち上げる初の事例となった。
・同社が特許を持つ独自のハイブリッド・ロケット・エンジン(Hybrid Rocket Engine)の実証を主目的としている。
・機体は目標高度に到達し、エンジンの燃焼および機体追跡システムの正常な動作が確認された。
・バシール・アミール(Bachar Elzein)最高経営責任者(CEO)は、本成果がカナダの宇宙主権(Space Sovereignty)確立への転換点になると述べた。
・今後は2027年までの軌道投入ロケット「オーロラ2(Aurora 2)」の打ち上げに向けて開発を加速させる方針である。
【編集部コメント】
各国が「自国管理の打上げ能力」を重視する流れの中で、CRCの構想はカナダの安全保障・産業基盤の強化を狙う取り組みとして位置付けられる。中型打上げを中核要件に据えつつ小型機から段階的に設計共通化を進める方針は、供給網と人材育成を同時に立ち上げる枠組みといえる。
【出典情報】
公式リリース
Canada Rocket Company reclaims top talent to secure sovereign launch for Canada in space