【要点】
・アトミック6(Atomic-6)は2026年1月15日、ポータル・スペース・システムズ(Portal Space Systems)が同社のスペース・アーマー(Space Armor)タイルを宇宙機の主要なMMOD防護として採用したと発表した。
・MMOD(Micrometeoroid and Orbital Debris:微小隕石・軌道上デブリ)から、宇宙機の重要システムを保護する用途として位置付けられている。
・対象ミッションはスペースエックス(SpaceX)の相乗りミッション「トランスポーター18(Transporter-18)」で、ファルコン9(Falcon 9)で2026年10月の打上げ予定とされた。
・本ミッションは、スペース・アーマー(Space Armor)タイルの「運用上の」初の軌道投入で、軌道上での性能確認に用いると説明された。
・ポータル・スペース・システムズ(Portal Space Systems)は飛行中に、取り付け手順の評価、軌道上性能の確認、今後の設計への統合に向けたベストプラクティス確立を行う計画とされた。
・同社は、従来のホイップル・シールド(Whipple shield:金属多層板などの防護方式)が質量増やRF遮蔽などの課題を持つ点を挙げ、代替の必要性を説明した。
・スペース・アーマー(Space Armor)タイルの特徴として、二次破片(ejecta)の抑制、軽量・薄型、RF透過(RF permeable:電波を通し通信を妨げにくい)、施工性を列挙した。
・製品はスペース・アーマー・ライト(Space Armor Lite:最大3mmの衝突に耐える)とスペース・アーマー・マックス(Space Armor Max:最大12.5mmの衝突に耐える)の2系統があるとされた。
【編集部コメント】
低軌道(LEO:LowEarthOrbit)でデブリ環境が厳しさを増す中、質量や通信への影響を抑えたMMOD防護の需要が高まっている。相乗り打上げで実運用に近い形の実証が進み、装備の標準化や統合手順の整備が進む流れの一環として位置付けられる。
【出典情報】
公式リリース
Atomic-6 Space Armor® Tiles Selected for MMOD Protection on Portal Space Systems Spacecraft
参照情報(報道)
Gizmodo
Aerospace Manufacturing