【要点】
・アトミック・シックス(Atomic-6)は2026年1月、ポータル・スペース・システムズ(Portal Space Systems)が宇宙機向けの主要防護としてスペース・アーマー(Space Armor)タイルを採用したと発表した。
・採用対象はMMOD(Micrometeoroid and Orbital Debris:微小隕石・軌道デブリ)から機器を守るための防護材である。
・報道によると、同タイルはスペースX(SpaceX)の相乗りミッション「トランスポーター18(Transporter-18)」で打上げ予定の宇宙機に搭載される。
・打上げは2026年10月に、ファルコン9(Falcon 9)で実施される予定とされた。
・この飛行は、スペース・アーマー(Space Armor)タイルの「運用上の軌道投入」による初の実証になると報道された。
・ポータル(Portal Space Systems)は飛行中に、搭載手順、軌道上での性能、将来設計への組込み手順(ベストプラクティス)の確立を評価するとされた。
・目的は、デブリ衝突によるミッション中断リスクを下げ、重要機能の保護を強化する点にある。
・報道では、デブリ増加に伴う連鎖衝突リスクであるケスラー症候群(Kessler syndrome)への言及もあった。
【編集部コメント】
軌道上のデブリ環境悪化を背景に、MMOD(微小隕石・軌道デブリ)対策は宇宙機の信頼性と運用継続性の基盤として位置付けられる。民生・安全保障の双方で、材料・構造の実機実証を通じて防護技術の適用範囲を広げる動きの一例である。
【出典情報】
公式リリース
Atomic-6 Space Armor® Tiles Selected for MMOD Protection on Portal Space Systems Spacecraft
参照情報(報道)
Interesting Engineering
Satcom.Digital