【要点】

・ASTスペースモバイル(AST SpaceMobile, Inc.)は、米国ミサイル防衛局(MDA:Missile Defense Agency)のプログラムにおいて主契約者(Prime Contractor)に選ばれたことを発表した。
・対象となるのは、拡張可能な国土革新的企業層防衛(SHIELD:Scalable Homeland Innovative Enterprise Layered Defense)プログラムである。
・本契約は10年間の期間を想定した無期限納入/無期限数量(IDIQ:Indefinite-Delivery/Indefinite-Quantity)方式で締結された。
・SHIELD(SHIELD)は、多領域の脅威から重層的な防衛網を構築する「ゴールデン・ドーム(Golden Dome)」戦略の重要な一部として位置付けられる。
・同社は今後、ミサイル防衛に関連する研究、開発、エンジニアリング、試作、運用の各分野で個別のタスクオーダーを競う資格を得る。
・宇宙空間での商業用携帯通信ネットワークが、防衛用の通信やセンシングにも活用可能なデュアルユース(Dual-use)技術であると検証された。
・クリス・アイボリー(Chris Ivory)最高商業責任者は、今回の選定が同社の技術と防衛セクターにおける能力向上を検証するものであると述べている。
・政府による民間低軌道(LEO:Low Earth Orbit)衛星コンステレーションの活用は、防衛インフラの強靭性を高めることを目的としている。

【編集部コメント】

米国のミサイル防衛分野では、複数社に契約枠を与えるIDIQ型で技術提案とタスク受注を進める動きがある。今回のSHIELDは、宇宙を含む多領域の多層防護構想の一環として位置付けられる。

【出典情報】

公式リリース
AST SpaceMobile Awarded Prime Contract Position on U.S. Missile Defense Agency SHIELD Program

参照情報(報道)
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