【要点】

・米宇宙軍(USSF:U.S. Space Force)の宇宙訓練・準備軍団(STARCOM:Space Training and Readiness Command)が新たな教育提携を発表した。
・民間企業のスリングショット・エアロスペース(Slingshot Aerospace)と協力し、宇宙戦訓練環境の近代化を推進する。
・軌道力学や天体物理学に基づく教育用宇宙シミュレーション「スリングショット・ラボラトリー(Slingshot Laboratory)」が導入される。
・本ツールは、複雑な宇宙環境での事象を正確にモデリングおよびシミュレーションする機能を備えている。
・訓練を受ける要員は、仮想環境を通じて高度な機動や戦術的な意思決定を視覚的かつ実践的に学習できる。
・本契約は、米宇宙軍(USSF)が提唱するデジタル宇宙訓練環境(DSTE:Digital Space Training Environment)の拡充を目指すものである。
・商業技術の活用により、物理的制約を受けない柔軟な訓練シナリオの構築と検証が可能になる。
・米軍は、宇宙領域における潜在的な脅威への対応能力を強化するため、教育プロセスのデジタル変革を加速させている。

【編集部コメント】

宇宙領域での訓練は、実機で再現しにくい脅威行動を高頻度に検証できる環境整備が課題となる。米宇宙軍(U.S.SpaceForce)が産業側のAI技術をOTTIへ取り込む動きは、訓練基盤の近代化と相互運用性確保を同時に進める取り組みとして位置付けられる。

【出典情報】

公式リリース
Slingshot Aerospace Awarded $27 Million Space Force Contract to Power the AI-Driven Training Environment for Space Warfare

参照情報(報道)
Space Connect
Via Satellite