【要点】

・スペースX(SpaceX)は1月12日午後に、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地(Cape Canaveral Space Force Station)からスターリンク(Starlink)衛星29基を打ち上げた。
・使用されたファルコン9(Falcon 9)ロケット의第1段ブースターは、今回で通算25回目の飛行と大西洋上での着陸に成功した。
・一方で、国際宇宙ステーション(ISS:International Space Station)に滞在中の有人宇宙船「クルードラゴン(Crew Dragon)」の早期帰還に向けた準備が進行している。
・日本人飛行士の油井亀美也(Kimiya Yui)氏を含む「クルー11(Crew-11)」の乗組員は、当初の予定より約1か月早く地球へ帰還する。
・米航空宇宙局(NASA:National Aeronautics and Space Administration)は、乗組員1名に医学的な懸念(medical concern)が生じたため、安全を最優先し早期帰還を決定した。
・当該の乗組員の容体は安定しているが、地上での詳細な医学的評価が必要であると判断された。
・宇宙船は1月14日にステーションを離脱し、1月15日午前にカリフォルニア州沖の太平洋へ着水する予定である。
・今回の早期帰還は、ISSの運用史上初めて健康上の懸念によりミッション期間を短縮して実施される事例となる。

【編集部コメント】

ISSの有人運用は、宇宙船を常時「帰還手段」として待機させる体制の上に成立する。今回の発表は、商業有人輸送(CommercialCrew)枠組みの下で、医療プライバシーに配慮しつつ帰還判断と中継計画を提示した事例として位置付けられる。

【出典情報】

公式リリース
NASA to Provide Live Coverage of Crew-11 Return, Splashdown

参照情報(報道)
Orlando Sentinel
Spaceflight Now