【要点】

・スウェーデン政府は2026年1月11日、領土防衛の強化を目的とした150億スウェーデン・クローナ(約16億ドル)の投資計画を発表した。
・この投資は、主に橋、鉄道ハブ、原子力発電所、水力発電所などの重要な民間インフラや都市部を保護するための地上型航空防衛ユニットの構築に充てられる。
・新設される防衛ユニットは、短距離システムを中心とした機動性の高い独立した中隊規模の構成となる。
・最初の産業向け発注は2026年第1四半期に予定されており、多層的かつ広域に展開可能な防衛体制の構築を目指している。
・宇宙分野においては、13億クローナ(約1億4,000万ドル)を投じて独自の宇宙ベース監視能力を拡大することを決定した。
・フィンランドのアイサイ(ICEYE)社と複数年の契約を締結し、複数の合成開口レーダー(SAR:Synthetic Aperture Radar)衛星を調達する。
・この宇宙投資により、北極圏(High North)やバルト海周辺(Baltic approaches)の偵察頻度を従来の3倍に高める計画である。
・一連의決定は、ウクライナでの教訓を踏まえ、北大西洋条約機構(NATO:North Atlantic Treaty Organization)の集団防衛における抑止力を向上させる一環として位置付けられる。

【編集部コメント】

ウクライナでの戦訓を踏まえ、総力防衛(TotalDefence)の一環として民間インフラ保護を含む領域防空と、衛星による独自の情報取得を同時に拡充する枠組みと位置付けられる。

【出典情報】

公式リリース
Bred satsning på territoriellt luftvärn värd cirka 15 miljarder kronor
Över 5,3 miljarder kronor till bred drönar- och rymdförmåga

参照情報(報道)
Breaking Defense
Reuters