【要点】

・米航空宇宙局(NASA:National Aeronautics and Space Administration)は2026年1月11日、スペースX(SpaceX)のファルコン9(Falcon 9)で「トワイライト(Twilight)」相乗りミッションが実施されたと発表した。
・打上げは米カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地(Vandenberg Space Force Base)にある発射施設スペース・ローンチ・コンプレックス4イースト(Space Launch Complex 4 East:SLC-4E)から行われた。
・NASAによると、同ミッションの打上げウィンドウは57分で、現地時間2026年1月11日5時19分(米東部時間8時19分)に開始予定だった。
・NASAは、ファルコン9が現地時間2026年1月11日5時44分に離昇したと発表した。
・搭載機の一つであるパンドラ(Pandora)は小型衛星で、既知の系外惑星(exoplanets:太陽系外の惑星)少なくとも20個の大気を観測し、霞(haze)・雲(cloud)・水(water)の有無などの特徴把握を目的とする。
・パンドラ(Pandora)は可視光と赤外線(infrared:熱に近い波長域)を用いた観測を行い、惑星が恒星の前を通過する際の信号から大気成分の手掛かりを得る一方、恒星活動の影響を切り分ける設計だとNASAは説明した。
・同便にはNASA支援のキューブサット(CubeSat:小型衛星の標準規格)としてスパークス(SPARCS:Star-Planet Activity Research CubeSat)とブラックキャット(BlackCAT:Black Hole Coded Aperture Telescope)も含まれ、さらに多数の衛星が相乗りした。
・パンドラ(Pandora)は太陽同期軌道(Sun-synchronous orbit:毎日ほぼ同じ地方時に同じ地点上空を通る軌道)へ投入され、衛星背後に太陽が来る条件を活用して観測時の光変動を抑える狙いがあるとNASAは述べた。

【編集部コメント】

NASAは小型衛星を商用相乗りで投入し、観測ミッションの機動性とコスト効率を両立させる方針を示した。VADR(Venture-ClassAcquisitionofDedicatedandRideshare)契約の活用は、民間打上げサービスを制度的に組み込む取り組みの一環として位置付けられる。

【出典情報】

公式リリース
Liftoff of NASA’s Newest Planet-Observing Satellite
Welcome to Launch Day for NASA’s Pandora Mission, CubeSats

参照情報(報道)
KSBY
NASASpaceflight