【要点】

・インド・ベンガルール拠点の宇宙スタートアップ、アウル・スペース(Aule Space)が約200万ドルの資金調達を実施した。
・同社の公式発表によると、今回の調達はプレシードラウンドとして行われた。
・調達資金は、既存衛星に後付け可能な外部推進装置の開発に充てられる。
・同推進装置は、対象衛星にドッキングすることで軌道変更や姿勢制御を行う構想とされている。
・独自開発の磁気ドッキング機構を採用し、衛星側に専用の改造を施さずに接続できる点を特徴とする。
・運用終了後の衛星を安全に軌道離脱させるデオービット用途も想定されている。
・低軌道(LEO:高度2,000km以下)での宇宙交通管理やスペースデブリ抑制への貢献を狙う。
・資金は主に技術実証機の製作および地上試験の加速に用いられる計画である。

【編集部コメント】

小型衛星の増加に伴い、運用中および運用終了後の軌道管理は重要な課題となっている。アウル・スペースが構想する「後付け型推進装置」は、既存衛星の柔軟な運用や安全なデオービットを可能にする選択肢として位置付けられる。本件は、インドの民間宇宙分野においても軌道上サービスや持続可能な宇宙利用を見据えた技術開発への投資が広がりつつあることを示す動きと整理できる。

【出典情報】

公式リリース
Aule Space
「Pre-Seed Funding Announcement」
https://aule.space/press

参照情報(報道)
News9Live
「Aule Space raises $2 mn in funding to build jetpacks for satellites」
https://www.news9live.com/science/aule-space-raises-2-mn-in-funding-to-build-jetpacks-for-satellites-2920515

Business Insider India(MSN)
「Bengaluru-based startup raises $2 million to develop satellite docking tech」
https://www.msn.com/en-in/money/topstories/bengaluru-based-startup-raises-2-million-to-develop-satellite-docking-tech/ar-AA1Uhfbb