【要点】

・中国の民間宇宙企業、深藍航天(Deep Blue Aerospace)が、2028年に予定する準軌道宇宙旅行の搭乗予定者を公表した。
・報道によると、俳優の黄景瑜(ホアン・ジンユー)氏を含む計3名が搭乗者として発表された。
・準軌道飛行は、高度100km超の宇宙空間に到達し、数分間の無重力状態を体験する飛行形態である。
・使用機体は、同社が開発を進める再使用型液体燃料ロケット「星雲1号(Nebula-1)」と説明されている。
・宇宙旅行チケットは2024年に先行販売され、1席あたり約150万元で完売したと報じられた。
・同社は2025年中に、無人飛行による打上げ・帰還・着陸を含む複数回の試験を実施し、安全性を検証する計画を示している。
・搭乗者は飛行前に健康診断に加え、数日間の身体訓練および安全講習を受けることが求められる見通し。
・本計画は、中国における民間主導の商業宇宙旅行サービスを事業化する動きの一環として位置付けられる。

【編集部コメント】

準軌道宇宙旅行について、搭乗者の具体像が示された点は、中国の商業宇宙旅行が構想段階から運用準備段階へ進みつつあることを示している。再使用ロケットを前提とする設計は、コストと運用効率を意識したアプローチと整理できる。一方で、有人飛行に関する認可制度や安全基準の整備状況が今後の事業化スケジュールを左右する要素となりそうだ。

【出典情報】

公式リリース
公式リリース:確認されていない

参照情報(報道)
Global Times
「Deep Blue Aerospace reveals its 1st batch of commercial space tourists for 2028 suborbital flight」
https://www.globaltimes.cn/page/202601/1353948.shtml

Shanghai Daily(City News Service)
「Actor Huang Jingyu among China’s 1st commercial space tourists」
https://www.citynewsservice.cn/articles/shanghaidaily/news/actor-huang-jingyu-among-chinas-1st-commercial-space-tourists-env0p0pm