【要点】

・米宇宙軍(U.S. Space Force)は、米南方軍(U.S. Southern Command/SOUTHCOM)を支援する宇宙構成部隊として、南方宇宙軍(Space Forces Southern/SPACEFOR-SOUTH)の発足を正式に公表した。
・発足式典は、アリゾナ州のデイビス・モンサン空軍基地(Davis-Monthan Air Force Base)で実施された。
・SPACEFOR-SOUTHは、中南米およびカリブ海地域を担当地域とする南方軍作戦を、宇宙能力で恒常的に支援する枠組みとして位置付けられる。
・支援対象となる宇宙能力には、測位・航法・時刻同期(GPS)、衛星通信(SATCOM)などの基盤機能が含まれる。
・あわせて、ミサイル警戒や気象情報など、宇宙ベースの各種データを地域作戦に統合する運用が想定されている。
・司令官にはブランドン・P・アルフォード大佐(Col. Brandon P. Alford)が就任し、式典において指揮権移譲が行われた。
・同部隊は2025年12月1日付で運用上の効力を発生させていたが、今回の式典により対外的に正式発足が明確化された。
・報道では、西半球における宇宙利用を巡る競争環境を背景に、同地域での宇宙支援および協力体制を強化する狙いがあると伝えられている。

【編集部コメント】

本件は、地域別戦闘司令部(CCMD)ごとに宇宙の専任窓口を設け、作戦計画・同盟国連携・情報共有を一体的に進める米宇宙軍の編成方針の延長線上に位置付けられる。
南方軍正面では、広域に分散した地域での監視・通信・測位が作戦基盤となるため、宇宙支援の常設化は即応性と運用の標準化を高める動きとして整理できる。

【出典情報】

公式リリース
Space Forces Southern activated at Davis-Monthan AFB(U.S. Space Force)
https://www.spaceforce.mil/News/Article-Display/Article/4384941/space-forces-southern-activated-at-davis-monthan-afb/

Space Forces Southern activated at Davis-Monthan AFB(U.S. Southern Command)
https://www.southcom.mil/MEDIA/NEWS-ARTICLES/Article/4385010/space-forces-southern-activated-at-davis-monthan-afb/

参照情報(報道)
Space Forces Southern activated amid Western Hemisphere focus(Military Times)
https://www.militarytimes.com/news/your-military/2026/01/22/space-forces-southern-activated-amid-western-hemisphere-focus/