【インド情報技術大学(IIIT)ダルワッド校などの研究チームが宇宙ごみ除去用の自律型モジュール案を公開した。
・太陽光電気推進を活用し、従来の化学燃料に依存しない持続可能な軌道上サービスの実現を目指す。
・推進系には高効率なNASAの次世代イオンエンジンであるNEXTを採用している。
・捕獲機構として、多様な形状のデブリを確実に保持可能な機械式クランプを統合した。
・高度800kmから100kmへの大気圏再突入を成功させる高精度なシミュレーション結果を実証した。
・レーダーベースの拡張カルマンフィルタにより、10m以下の位置誤差で自律航行を行う。
・遅延耐性ネットワークプロトコルの採用により、過酷な環境下でも93%の通信効率を確保した。
・燃料消費を抑制する設計により、単一のミッションで複数のターゲットを連続して除去できる。
【編集部コメント】
本件は、宇宙環境の持続可能性を確保するための宇宙ごみ除去技術の高度化に向けた取り組みの一環として位置付けられる。太陽光電気推進と自律航法を組み合わせることで、従来の推進方式では困難だった長期間かつ複数ターゲットの除去ミッションにおける技術的指針を示した事例といえる。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Quantum Zeitgeist: Solar Electric Module Achieves 800km
Quantum Zeitgeist
arXiv: Solar Electric Module Achieves 800km
arXiv