【要点】

・インドの宇宙スタートアップOrbitAIDが、2026年末までに軌道上でのドッキングおよび燃料補給の実証ミッションを計画している。
・同社は、衛星の推進剤枯渇による運用終了を防ぐ「ライフエクステンション(寿命延長)サービス」の商用化を目指している。
・実証計画では、ターゲット機とチェイサー機の2機を打ち上げ、自律的なランデブー・ドッキング(RPO)技術を検証する。
・ドッキング後には、実際に衛星間で推進剤を移送する「軌道上給油」のプロセスまで含めた運用試験を行う方針である。
・先行実証衛星「AayulSAT」は、2026年1月のPSLV-C62ミッションで打ち上げられたものの、報道によると計画通りの軌道投入に至らなかったとされる。
・次期ミッションの打ち上げ手段として、ISRO(インド宇宙研究機関)やSpaceXなど複数のロケット事業者を比較検討している。
・同社は現在、軌道上サービス(OOS)の実現に不可欠な、独自のドッキング機構や燃料補給用インターフェースの開発に注力している。
・本取り組みは、民間主導による宇宙インフラの持続可能性向上および軌道上物流市場への参入を意図したものと位置付けられる。

【編集部コメント】

軌道上での燃料補給やドッキングは、衛星を「使い切り」から「延命・再利用」へ転換する基盤技術とされる。民間企業が実証を重ねることで、寿命延長や機動性向上、将来的な軌道上サービス市場の形成につながる可能性がある。

【出典情報】

公式リリース

なし

参照情報(報道)
OrbitAID: Launch SPAC
OrbitAID