【要点】
・報道によると、中国で亜軌道飛行試験に搭載した月季(バラ)種子が回収され、1月23日に関係機関へ引き渡された。
・搭載ミッションは中科宇航(CAS Space)の回収型ペイロードカプセルを用いた亜軌道試験とされる。
・種子は河南省南陽市の月季関連資源・育種活動に用いる目的で選定されたと報じられている。
・宇宙環境での放射線や微小重力により遺伝的変異(誘変)を促し、選抜育種に活用する狙いとされる。
・報道によると、対象は計7,570粒の月季種子で、宇宙暴露後に安全に帰還した。
・亜軌道飛行は短時間の宇宙環境暴露を提供し、地上回収までを含む一連 of 運用を確認する試験と位置付けられている。
・回収後は、発芽・生育観察や形質評価などの工程を通じて有用変異の有無を検証すると見込まれる。
・こうした取り組みよって、耐病性の向上、花期の延長、花色の多様化など新品種創出の可能性が挙げられている。
【編集部コメント】
亜軌道の回収型カプセルを「短時間の宇宙実験」として活用し、農業・園芸分野の育種へ接続する動きと位置付けられる。商業宇宙の試験機会を地上産業の研究需要に結び付ける事例として注目される。
【出典情報】
公式リリース
CAS Space: 力鸿一号开舱揭秘:南阳月季正式迈入太空育种新阶段
力鸿一号开舱揭秘:南阳月季正式迈入太空育种新阶段,航天辐射诱变月季种子开舱交付
参照情報(報道)
CGTN: Rose seeds return from space after suborbital mutation test
CGTN
央視新聞: 央視新聞
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