【要点】

・ロスアラモス国立研究所(LANL)が、2025年11月に実施したサブオービタル飛行実験の詳細なデータ解析を進めている。
・この実験はUP Aerospace社のロケットで実施され、Redwire Space社協力のもと開発された「展開式エアロシェル(熱シールド)」の性能を検証した。
・飛行データによると、高度約116kmでのシールド展開、および再突入時の減速・熱防御機能が設計通りに作動したことが確認された。
・特に、展開式構造が再突入時の空力加熱に耐え、内部ペイロードを保護して安全に着陸させる能力が実証された点は重要である。
・LANLは、この「低コストかつ高頻度な飛行試験プラットフォーム」を活用し、将来の惑星探査やサンプルリターン技術の成熟度を高める計画である。
・本試験は、2021年から続く一連の技術実証キャンペーンの第6回目にあたり、開発サイクルの迅速化に寄与している。

【編集部コメント】

亜軌道の短時間飛行を活用した実証は、再突入環境の再現が難しい機器の評価を現実的なコストで繰り返せる点に特徴がある。政府研究機関と商業打上げ事業者の協業を通じ、試験サイクル短縮と技術成熟の加速を狙う取り組みの一環として位置付けられる。

【出典情報】

公式リリース
Los Alamos National Laboratory: Los Alamos conducts rocket launch to test new concepts
Los Alamos conducts rocket launch to test new concepts

参照情報(報道)
AeroMorning: Los Alamos conducts rocket launch to test new concepts
AeroMorning
Aerospace Testing International: Los Alamos rocket tests new heat shield concept in USA
Aerospace Testing International