【要点】
・インドのVCであるArkam Venturesが、同国の宇宙産業の成長予測をまとめたレポート「India’s Space Odyssey」を発表した。
・インドの宇宙経済規模は現在の130億ドルから年平均2倍のペースで成長し、2030年には400億ドルに達する見通しである。
・この急成長により、インドは2030年までに世界第3位の宇宙技術経済圏としての地位を確立すると予測されている。
・政府による宇宙部門の民間開放政策が奏功し、現在300社以上の宇宙スタートアップが市場投入フェーズへ移行しつつある。
・今後5年間で、VCやPE(プライベート・エクイティ)から約30億〜35億ドルの民間資金が同セクターに流入すると試算された。
・レポートでは、インド企業5社がロケットや衛星データ分野で世界のトップ10入りを果たし、グローバル競争力を持つと分析している。
・また、民間企業によるロケット打ち上げ回数は、2030年までに年間40〜45回規模に拡大し、宇宙アクセスの主要ハブになると展望した。
【編集部コメント】
インドの宇宙産業は、政府による2023年の宇宙政策策定を機に、従来のISRO主導から民間スタートアップ主導へと劇的な転換期を迎えている。
低コストで高度な技術を実現する独自のエコシステムが国際競争力の源泉となっており、製造から打ち上げまでを網羅する体制整備は、インドを世界の宇宙産業ハブへと押し上げる重要な戦略の一環といえる。
【出典情報】
公式リリース
Arka VC: India’s Space Odyssey
India’s Space Odyssey
参照情報(報道)
The Hindu: India to become third largest space tech economy by 2030
The Hindu
The Economic Times: Spacetech startups to attract $3.5 billion VC PE money by 2030
The Economic Times