【要点】

・米防衛関連企業Leonardo DRS(レオナルドDRS)は、宇宙開発庁(SDA)が進めるミサイル追跡衛星網「Tracking Layer Tranche 3(トランシェ3)」向けの赤外線ミッションペイロード供給契約を獲得したと発表した。
・同社はサブコントラクター(下請け)として、弾道ミサイルや極超音速兵器の早期探知・継続追跡を可能にする高度な赤外線センサーの設計、製造、統合、試験を担当する。
・このペイロードは、ミサイル迎撃システム(インターセプター)を支援するための精密な射撃管制(ファイア・コントロール)用センシングデータを提供する能力を持つ。
・CEOのJohn Baylouny氏は、今回の受注が同社の宇宙ベースのセンシング技術への投資と実績を認めるものであるとコメントした。
・Leonardo DRSは、米軍および同盟国向けに冷却・非冷却赤外線システムを提供する主要サプライヤーであり、マルチドメイン(陸海空宇宙)でのセンシング技術強化を戦略の柱としている。

【編集部コメント】

SDAのミサイル追跡レイヤーは、Tranche 0(実証)、Tranche 1(初期配備)、Tranche 2(世界的展開)と進んできたが、今回の契約はさらに先の「Tranche 3」に関するものである点が重要だ。
Tranche 2まではL3HarrisやRaytheon(RTX)、Northrop Grummanなどが主要プレイヤーだったが、Leonardo DRSがTranche 3で重要なペイロードサプライヤーとして食い込んだことは、サプライチェーンの多元化と競争激化を示唆している。

【出典情報】

公式リリース Leonardo DRS to Provide Advanced Space-Based Infrared Sensor Payload for Missile Defense Program (Leonardo DRS) https://investors.leonardodrs.com/news-events/news-releases/news-details/2026/Leonardo-DRS-to-Provide-Advanced-Space-Based-Infrared-Sensor-Payload-for-Missile-Defense-Program/default.aspx

参照情報(報道) Leonardo DRS to Provide Advanced Space-Based Infrared Sensor Payload (Business Wire) https://www.businesswire.com/news/home/20260127446506/en/Leonardo-DRS-to-Provide-Advanced-Space-Based-Infrared-Sensor-Payload-for-Missile-Defense-Program