【要点】
・韓国航空宇宙産業(KAI)が、2025年度の連結決算において過去最高となる業績を発表した。・2025年の売上高は前年比で約11%増加し、3兆8100億ウォン(約4200億円)に到達した。・営業利益も大幅に伸長し、前年から約75%増となる2475億ウォンを記録している。・好調な業績の背景には、ポーランドやマレーシア向けのFA-50戦闘機などの輸出拡大がある。・同社は持続的な成長のため、宇宙事業を将来の主要な事業ポートフォリオに位置付けている。・次世代中型衛星の開発や、月面着陸機プロジェクトへの参画に向けた取り組みを強化する。・衛星サービスや宇宙ロジスティクスといった新規分野への投資を継続し、民間主導の宇宙開発を牽引する。・今後も防衛事業で得た収益を宇宙産業の技術開発へ充てる、相乗効果の最大化を目指す。
【編集部コメント】
KAIが発表した過去最高の業績は、防衛輸出の成功が宇宙事業への投資余力を生み出す健全な収支構造を裏付けている。同社は機体メーカーからの脱却を図り、衛星データの利活用や月探査といった高付加価値分野への進出を鮮明にしている。韓国政府の宇宙戦略と歩調を合わせ、グローバル市場での存在感はさらに高まると予想される。
【出典情報】
公式リリースKAI KOREA AEROSPACE INDUSTRIES, LTD. – IR / Financial Report(Condensed Income Statement)参照情報(報道)The Chosun Daily